京都フュージョニアリングは2026年1月30日、米国エネルギー省(DOE)とフュージョンエネルギー開発で戦略的パートナーシップを結び、米オークリッジ国立研究所(ORNL)と新プロジェクト「UNITY-3」に取り組むと明らかにしました。ORNL内に、中性子分布を精密に再現した環境で増殖ブランケットの性能を検証する施設を建設する計画です。

連携では、同社の統合試験基盤「UNITY Programs」と、DOEのトリチウム・ブランケット開発プラットフォーム(TBDP)を接続し、段階的に実機に近い試験環境を整備します。増殖ブランケットは核融合炉で燃料となるトリチウムを生み出す要素で、燃料サイクルと並ぶ主要課題とされ、技術成熟度(TRL)の引き上げが狙いです。

背景として、日本ではフュージョンエネルギーが成長戦略の重点投資対象17分野の一つとされ、令和7年度補正予算に1000億円以上が計上されています。米国でも国家戦略「Fusion Science & Technology Roadmap」のもとDOEが推進しており、日米で研究インフラの構築と共同研究開発を加速させます。

同社は京都府久御山町のUNITY-1に加え、カナダ・オンタリオ州で燃料サイクルシステムUNITY-2の建設を進め、2026年内の運転開始を目標にしています。UNITY-3を含む試験環境の連結により、将来のフュージョンパイロットプラントでの発電実証や商業化に向け、増殖ブランケットと燃料サイクルの技術課題解消が進むかが焦点です。

【商品情報】
プロジェクト名: UNITY-3(ORNL内に建設予定。中性子分布を精密に再現した環境下で増殖ブランケット性能を検証)
統合試験基盤: UNITY-1(京都府久御山町の自社研究施設でフュージョンブランケット・熱サイクルシステム開発、発電技術の実証試験を開始)
統合試験基盤: UNITY-2(カナダ・オンタリオ州、CNLとのJV Fusion Fuel Cycles Inc.中心。2026年内の運転開始に向け建設中)
公式HP: https://kyotofusioneering.com

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